DIYレポート
行ってみて納得!静岡のご当地ホームセンター『ホームアシスト』の個性とは?

行ってみて納得!静岡のご当地ホームセンター『ホームアシスト』の個性とは?

19

2025

Aug

こんにちは。いいものマガジン編集部員(議事録担当)の にピ です。
和気産業メディアプロモーション室が運営するワークショップ事業「キッズDIYキャンプ」。
最近では少しずつですが、外からもお声がけをいただくようになり、これまで以上に各地でワークショップを開催できるようになりました。

今回ワークショップのお声がけをいただいたのは、静岡県のホームセンター、「ホームアシスト」さん。
事前に鈴木編集長から「面白いホームセンターだから、ぜひ店内も見ておいで!」とオススメされていたホームセンターです。
「ホームセンターが面白いとはどういうことだろう?」とワクワクしながらお店に向かったのですが、店内は想像以上に個性的で見ごたえのあるホームセンターでした!
今回はホームアシストさんで見つけたにピの個人的なおもしろポイントを、和気産業の営業担当、岡本さんと共にレポートしていきます。

にピと岡本さん

ホームアシストとは?

静岡県富士市に本社を置く、株式会社エンチョーが運営するホームセンター。
株式会社エンチョーは「ジャンボエンチョー」というホームセンターを静岡・愛知に21店舗構えるほか、ショッピングセンター併設型の大型店舗「ホームアシスト」を静岡県に2店舗構えています。
今回は、そのうちの1つ、駿東郡清水町の「ホームアシスト」にお世話になりました。

元々は材木店!木材の売り方が個性的!

流木の品揃えは地域最大級

西岡さん
にピ

お店につきましたが、めちゃくちゃ広い!
外観の写真を撮ろうと思ったのですが、画角に納まりませんでした。

岡本さん
岡本

「ホームアシスト」自体が大規模店で、さらに大きいほうの店舗ですからね。

ホームアシストの外観
西岡さん
にピ

だから店内にも「地域一番の品揃え」なんてPOPがあるんですね!ところでこれは何ですか?

岡本さん
岡本

流木です。

西岡さん
にピ

流木…?

岡本さん
岡本

この奥が熱帯魚のコーナーなので、水槽に入れる用途で使われることが多いのだと思います。
爬虫類を飼育されている方が、その住みかとして使うこともあるようです。

西岡さん
にピ

なるほど!同じものはないし、探し求めていたサイズや形を妥協せずに選ぶなら選択肢が多いほうがいいと考えると、地域一番の品揃えは嬉しいですね。

世界の銘木の展示販売

西岡さん
にピ

そういえば、ワークショップ会場のすぐ後ろで、世界中の銘木の展示販売もしてましたね。流木といい、銘木といい、なんかラインナップが珍しい気がします。

岡本さん
岡本

「ジャンボエンチョー」さんはもともと「遠藤材木店」という材木店として創業しているので、木材が豊富なんですよ。
では、きっと驚くと思うので、資材館に移動してみましょうか。

西岡さん
にピ

資材館で驚く?広さですか?

岡本さん
岡本

まあ、確かにかなり広いんですが、それだけじゃないんです。

西岡さん
にピ

わ!大きくて形の変わった木材がいっぱいありますね。

岡本さん
岡本

ワークショップ会場の近くで展示していた銘木はごく一部で、普段から資材館にたくさん売っているんです。体感ですが、資材館の木材の3割くらいは銘木ですね。

西岡さん
にピ

木材が大きくて、数も多いので、見ごたえがありますね。

家具職人によるセミオーダー

西岡さん
にピ

たくさん並んでいる銘木も、一点ものかと思うとつい手に取りたくなりますが、大きすぎて、自分の力量では何にも活かせなさそうです。

岡本さん
岡本

大丈夫。ここは「木遊々楽」といって、お好きな木材を選び、家具職人さんがセミオーダーできるサービスもあるんです。

西岡さん
にピ

じゃあもしかして、この売り場にたくさん置いてあるテーブルやイスも、職人さんの手作りってことですか?

岡本さん
岡本

そうです。気に入ったらその場で購入していただけますよ。

西岡さん
にピ

大掛かりな家具は置く場所がないなあと思ったんですが、まな板までセミオーダーできるんですね!すごく味のあるまな板になりそうです。

オリジナルまな板の例
岡本さん
岡本

オーダーメイドの家具作りでは、予算やサイズのほか、大事にしたいポイントも聞いてもらえるので、こだわりの家具をお探しの方にも気軽に活用してもらえます。

オーダーメイドのながれ説明

アップサイクルにも取り組んでいます

岡本さん
岡本

ちなみに、この工作室では、「サイハン(CAЙXAH)」という名前でアップサイクルも行っています。
作品は鉢カバーやアウトドアテーブルから、恐竜のオブジェまで様々で、お店の方が担当されています。

西岡さん
にピ

店内に恐竜がたまにいてるなぁと思ったのはそういうことだったんですね。

岡本さん
岡本

岡本:傷が付いたり、折れたりして販売できなくなった商材に手をかけて、再販売しているんです。サイハンのロゴはモンゴルのゲルをモデルに作られているのですが、なんと、廃材で作ったゲルも販売されています。
注文が入り次第作ってもらえますので、気になった方は、ホームアシスト木遊々楽の公式Instagramも覗いてみてくださいね。

まだまだある!おもしろポイント

西岡さん
にピ

ここからは、私が個人的に面白いなと思ったポイントを写真と共に紹介していきます。

エクステリア商談室」がまるでログハウス!

エクステリア商談室外観
西岡さん
にピ

エクステリアセンターの入り口付近にある「エクステリア商談室」。商談室と言いつつ、見た目はもはやログハウスでした。
ちなみに中をそっと覗くと、カレンダーや書類がある、ちゃんとした商談室でした。

蕎麦をこねる鉢も販売中

西岡さん
にピ

キッチンツールの売り場には鍋やザルなどと一緒に、蕎麦をこねる鉢も売っていました。他のホームセンターでも取り扱っているところはありますが、こんなに大きなサイズのものはなかなか並んでいないようです。

親切にPOPで、どのくらいの分量ならどのくらいのサイズが必要なのか教えてくれています。ニッチな商品も多いですが、初心者に優しい売り場作りはありがたいですね。

「幼魚水族館」のパネル展がある!

西岡さん
にピ

ホームアシストが入っている商業施設「サントムーン」のオアシスの3階には「幼魚水族館」という水族館があります。
私は時間が合わず、水族館には行けなかったのですが、ホームアシスト1階に告知のパネル展があったので、少しだけですが幼魚を楽しむことができました。

バックヤードの貼り紙

西岡さん
にピ

バックヤードにお邪魔した際に目についた「事故0運動」の貼り紙。
「あっ!!」という吹き出しやシンプルなイラストはつい見てしまうので、注目しやすくて良い貼り紙だなと思いました。
従業員の安全も守りながら、労災を減らすことでコストダウンにもつながるのだそうです。

「エンチョーDIYグランプリ」も開催中

第31回エンチョーDIYグランプリ作品募集チラシ
西岡さん
にピ

エンチョーグループでは、独自に「エンチョーDIYグランプリ」を開催しています。昨年の受賞作が集まった冊子が置いてあったのですが、クオリティが高くて見ているだけでも楽しいです。新たなDIYのアイディアのヒントになるかもしれません。ちなみに、和気産業の村井取締役も審査委員を務めています。

31回目となる今年も、2025年10月31日まで作品を募集しています。気になった方はチェックしてみてくださいね。

DIYグランプリエントリーページバナー

噂通りの「面白いホームセンター」でした!

今回訪問したホームアシストさんは、事前に言われていたとおりの面白い場所でした!
材木店をルーツに持つだけあっての圧倒的な木材の品揃えと、その木材で家具を作ってくれるサービス、使われなくなった素材に新たな命を吹き込む取り組みも行っており、ホームセンターの新たな可能性を感じさせました。

DIYのアイディアを刺激するイベントも積極的に開催されており、DIYの楽しさや奥深さを発信する姿勢も伝わってきました。
静岡方面にお立ち寄りの際は、ぜひホームアシストさんへ行ってみてくださいね。きっとDIYのヒントや珍しい木材が見つかると思います。

店舗情報
ホームアシスト
住所:〒411-0902 静岡県駿東郡清水町玉川61-2
電話番号:055-981-8500(代表)
ホームページ:https://www.encho.co.jp/shop/detail.html?id=sp_homeassist

※この記事の内容は、2025年5月時の取材を元にしています。会社名や登場人物の年齢、役職名などは当時のものになっている場合がありますので、ご了承ください。

2025.08.19
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