DIYこぼれ話
ワークショップで遭遇した意外な光景とは【キッズワークショップ裏話】

ワークショップで遭遇した意外な光景とは【キッズワークショップ裏話】

12

2021

Feb

西岡さん
西岡

こんにちは! いいものマガジンウェブ編集部員の西岡です。

2020年の夏に開催した、お子さん向けのハイブリッド型ワークショップで、意外な光景を目にした話をご紹介します。

意地でもカッターナイフを使う子ども!?

ワークショップでは、アイスの棒を使った小物づくりと、牛乳パックを使ったお財布づくりをしました。

作り方を説明したうえで、お子さんたちに実践してもらうのですが、明らかにハサミのほうがやりやすそうな作業を「意地でもカッターナイフでやりとげるぞ!」と奮闘するお子さんがいたんです。ハサミのほうが使いやすいんだけどな…と内心思っていた私。

お子さんに「カッターのほうが使いやすい?」と尋ねたところ、保護者さんからこのようなご返答がありました。

保護者さん
保護者さん

親が、家で道具を使うことろを見てあげられないので(両親が共働きなので)、ふだんはカッターナイフは使わないように約束させているんです。今日は、ふだん使えない道具を使えてうれしいんじゃないでしょうか。

とのこと。和気産業がお子さんを対象にしたワークショップの開催を進めてきた理由はまさに、「お子さんに多くの経験をしてほしいから」です。その想いを保護者のみなさんとも共有できていることがわかり、私もうれしくなりました。

「誰かのために」が創造力をかきたてる!

ワークショップの風景

ワークショップでは、家で使えるものを作っていただこうと考えています。それは主に「作ったお子さん自身が使えるもの」をイメージしていたのですが、そうではないお子さんも多くいました。

たとえば、スマホスタンドを「お母さんのために作る」「妹がぬいぐるみを飾るイスにしよう」と話す子どもたち。お財布のほうは「ママの誕生日プレゼントにする!」と言い、ママが使いやすいポケットの位置はどこか、ママが気に入りそうな色・柄はどんなのか、一生懸命考えて工夫していました。

「誰かのために」など使うシーンを具体的にイメージして作ると、工夫や創造力が働くのだなと感じた出来事でした。もちろんその相手は自分でもよいのです。何かを作るとき考えるとき、具体的にイメージするというのは、とても大事なことです。仕事にも通じるこの精神を、改めて教えてもらった気がしました。

2020年は新型コロナ感染症の影響で思うように開催できませんでしたが、2021年も何とか開催できるよう準備したいと思っています。「興味をもったよ!」「参加したい!」という方は、ぜひこちらをチェックしてください。

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和気産業が開催するワークショップへの想い

ワークショップの企画を担当した新入社員の奮闘ぶりもご覧ください!

※この記事の内容は、2020年12月時の取材を元にしています。会社名や登場人物の年齢、役職名などは当時のものになっている場合がありますので、ご了承ください。

2021.02.12
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