何でもおしゃれに見える空間に、ズッシリ詰まった金物たちとつむゴさんの「物への愛」
14
2026
Jul
ジュークボックス風の食器棚など、遊び心あふれる発想と高いDIY技術で知られる編集部員のつむゴさん。
「これだけの作品を作る人の家、面白いに決まっている!」と気になっていた念願のルームツアーがついに実現しました。ドアを開けると、そこは賃貸とはおよそ思えない、こだわりが詰まったアンティークショップのような世界が広がっていました!
ルームツアー本編の詳しい様子はこちら!
今回は、これら本編記事2本には載せきれなかったつむゴさんの魅力を にピ 目線で紹介。お部屋もつむゴさんも、唯一無二の魅力があふれていました!
INDEX
何でもおしゃれに見えちゃう不思議空間

置いてあるDIY作品の家具たちがおしゃれなのはもちろんですが、それ以外のものも全ておしゃれに見えてきますね。
ドアストッパーかと思ったらガラスブロックですし……端材のストックもいい感じにお部屋に馴染んでますし。



えへへ。ありがとうございます。

窓際の細長い枝は何ですか?


姉の家の玄関に植えてあったシマトネリコの枝です。
すごい勢いで伸びてしまった枝を切った時に、私が喜ぶんじゃないかと思った姉が、葉つきでくれたんです。残念ながら葉は枯れちゃっていたので、枝だけ置いています。
ローズマリーで作った脱臭剤を麻ひもで掛けていた時もありましたし、今後は先端からテグスでガラスドロップを吊るそうかなと考え中です。

枝を切ったときに、つむゴさんが喜ぶ姿を想像するお姉さんもすごく微笑ましいです。姉妹仲がいいんですね。

そうですね。マルシェの出店を手伝ってもらったりもしています。
あ!作ったものでいえば、昨年の姉の誕生日に、赤いバラの形をしたラッピング作りにチャレンジしたんですよ!


ぱっと見た感じでは、どこから開けるのか……というか、そもそも本当にラッピングなの?って感じです。

そう!そこがミソなんです!
実はこれ、バラの花の上の方がフタになっているので、それを開けると中にプレゼントが入っている仕組みなんです。姉もすごく驚いてくれました!

プレゼント自体が嬉しいのに、自分のためにラッピングまで作ってくれたとなると、より嬉しさが増したでしょうね。
あと、ラスティを扉にした棚の中をよく見ると大谷翔平選手がいますね。今まで見たオオタニサンの中で一番おしゃれかもしれないです。


蚤の市でガラスドロップを買ったときに包んでくれた英字新聞なんですよ。奥に貼ってあるのはクラフトビールの缶を開いたものです。

英字新聞もビールの缶もガラス瓶も、同じ空間に入れてきちんとまとまっているのがすごいですね。
そもそも、この部屋にはたくさんの物が置いてありますが、素材が木、革、鉄、ガラスのものばかりだからか、統一感がありますね。それから圧迫感もあまりない感じがします。

背の高い家具や家電が好きではないので、置いてあるものは一定の高さ以下に揃えているんですよね。圧迫感がないのはそのおかげかも。


高いものでいうと、仕事部屋…もとい遊び部屋で、天井まで突っ張ってある壁面ディスプレイくらいですもんね。


ん?よく見ると、端材置き場の横は襖だし、天井は板張りだし、ディスプレイ収納の奥の壁紙もなんか和紙っぽいような。
もしかしてこの部屋って?

ふふふ。鋭いですね。実はここは和室なんです。

やっぱり!でも、じっくり見ない限りは、全然気づけないです。
床に板やマットが敷かれて畳が隠れているのもありますけど、何よりこの壁面収納の存在感がとにかく強いですよね。

実は、和室感を消したいなと思って壁を立てたんです。おかげで、賃貸なのに壁面にビス止めできるようになったので、この壁は作ってよかったなと思います。
物を大事にする空間とマインド

にピ:大量のガラス瓶や金物、それを飾るために作った作品……本当に好きな物で満ち溢れた空間!って感じがしますね。
もうアイボルトが吊るされてるくらいでは驚かなくなってきました。


金物の中でもアイボルトと袋ナットが特に多い気がしますね。
さっき、袋ナットがこの部屋に何個あるのか数えようとしたんですけど、この花瓶立てだけで15個くらいあったので、これはキリないぞと思って、もう数えるのはやめました。



数えるのは大変だと思います。だって引き出しの中にも…


わあ!まだまだ大量に!

袋ナットは大好きなので、常にストックしているんです。

そんな、お気に入りのお菓子みたいに……(笑)
重みでこのプラスチック引き出しが壊れないかが心配になってきます。
金物でいうと、スパイスラックの上にも重そうな金物がついてましたね。



ワイヤークリップです。最初は別の金物をつけようと思って穴を開けたけど合わなくて。
代わりに、何かに使えるかなと思って買っておいたワイヤークリップをはめてみたらピッタリだったのでつけることにしました。いいアクセントになってるなと思います。

以前から「好きな物の居場所を作る」とおっしゃってましたが、金物の居場所が突然誕生することもあるんですね。

そうですね。
居場所でいうと、以前会社の引き出しを整理して出てきた、レトロな見た目の南京錠をもらったんです。これも小さいのに重たくていいなと思ったので、飾っておけるようにこの南京錠用のスタンドも作ったんです。


ちゃんと南京錠の形に合わせて土台にくぼみがあるのが細かいですね!
南京錠もまさか自分が飾られるとは思っていなかったでしょうね。
あと、これだけオシャレな空間を作られているのだから、日常で使う物にもこだわりがあるのだろうと思ったのですが、机とイスはおしゃれさよりも機能性を重視したものだし、机の上に置いてある鉛筆削りはまさかのポケモンなんですね。


鉛筆もポケモンです。息子が小学生の時に使っていたもので、DIYでたまに使う彫刻刀も息子のお下がりです。
まだ使えるし、これを使っていると、幼い頃の息子を思い出すこともあるのでいいんですよ。

物に関する思い出まで大切にしているってことですね。

そうですね。まあ「まだ使えるから」っていうのが一番大きな理由ですけどね。

結果として、それで10年以上使い続けているんですもんね。
そういえば、つむゴさんはどんどん新しいものを買ったりせず、気に入ったものを長く使うイメージがあります。

そうかもしれないです。最新鋭のものってあんまり好きじゃなくて。
冷蔵庫もコロンとした形が気に入って使い続けているんですが、もうたぶん20年以上使っているんじゃないかな。

20年!?冷蔵庫ってそんなに長持ちするんですね!
別の記事では「幼少期から好きな物を大事にとっておきたい気持ちが強い」「大好きな物を厳選する」という話がありましたが、そもそも物持ちがよかったり、物だけでなく、そこに付随する思い出や思い入れまで大切にしているんですね。
ポジティブで好きな物にまっすぐ!

つむゴさんの作品には英語の文章が書かれていることが多いですね。巨大アイボルトの後ろの「Because I like it !」はまさに心の声ですよね。


「だって好きなんだもん!」ってね。

基本的にポジティブな文章が多いですね。特に「TODAY IS A GOOD DAY」が多い気がします。

TRUCKという好きな家具屋さんがあるんですけど、そこのディスプレイで見て、いい言葉だなと思ったので使っているんです。

なるほど、大好きなショップのディスプレイがヒントだったんですね!
でも、そうやってお気に入りのポジティブな言葉たちに毎日囲まれているからか、つむゴさん自身からも、いつも明るくて「今をめいっぱい楽しんでいる空気」がすごく伝わってきます。

つむゴさんのポジティブな人柄と「好き!」を突き詰める純粋なパワーがあるからこそ、この空間が生まれるんだなと、お話を聞いていてすごく納得しました。
今回のルームツアーを通して、つむゴさんの唯一無二の空間を作っているのは、単にDIYの技術だけではないのだと気づかされました。
幼い頃からの思い出や、息子さんのお下がりも大切に使い続ける「物を大事にする優しさ」。そして、袋ナットやアイボルトへの「純粋な好きのパワー」。その両方があるからこそ、お部屋全体から温かさとエネルギーが伝わってくるのです。
ただおしゃれなだけじゃない、つむゴさんの愛が(物理的にも!)ズッシリと詰まった、本当に素敵な空間でした。
おまけ
とりあえず部屋中にあった、見た目のイメージより重いものは全て「いったん持ってみて!」と手に載せていってくれたつむゴさん。
正式な重さは計ってはいませんが、最後に にピの独断による「持ってみて重かった物ランキング」を発表しておきます。
第5位 ケルダボ

第4位 ナット型の花瓶
(本物のナット(M56)に小瓶が入るように穴を開けて作られた一輪挿し)

第3位 鉄球
(ペタンクの競技用金属製ボール)

第2位 貯金箱
(鋳型で作られた100年前の物)

そして栄えある第1位は……

「革と金物で作ったつむゴさんオリジナルのカバン」でした!
物を何も入れていないのに既にずっしりくる重さでした。
圧倒的なDIYの技術だけでなく、物や思い出をどこまでも大切にする優しさに溢れていたつむゴさん宅のルームツアー、いかがでしたでしょうか。
唯一無二の「愛の重さ」をたっぷり感じて、心がいっぱいになった にピでした。
皆さんもぜひ、自分だけの「大好きなもの」に囲まれた、居心地のいいお部屋づくりにチャレンジしてみてくださいね!
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※この記事の内容は、2026年5月時の取材を元にしています。会社名や登場人物の年齢、役職名などは当時のものになっている場合がありますので、ご了承ください。








