DIYこぼれ話
ワークショップで○○!?意外とやってる保護者のNG行動とは

ワークショップで○○!?意外とやってる保護者のNG行動とは

19

2021

May

2020年より、ATCに拠点を構えKIDSワークショップを開いてきました。2021年も新た

な企画を考えたいと思い、これまでを振り返る会議を行いました。

すると、これまで講師を経験した、つむゴ、あらいもん、にピから、こんな声が聞こえてきたんです。

ワークショップの様子
つむゴ

ワークショップ、楽しかったですね。お子さんたちみんなやる気満々で、私たちの話もすごく真剣に聞いてくれますし。

鈴木さん
鈴木

そうですよね。自分のお財布からワークショップの費用を払ってくれているのをみて、すごく微笑ましくて♪ 「やりたい!」という気持ちが伝わってくるなぁ~と感じたよね。

新井さん
あらいもん

はい。楽しそうに取り組むお子さんばかりで、うれしかったです。一方で、保護者の方はそれぞれですね…。

「こうしたら、うまくできるよ」とアドバイスする方や、お子さんが困っているのを見て「どうしたら、うまくできると思う?」と聞きながら、よいやり方を探ろうとする方など。

鈴木さん
鈴木

保護者の方も結構熱心なんで、黙って見ているという方は少なかったかもね。

コロナ前は、基本保護者の方は見守るだけで、スタッフを増員することでお子さんが危なくないように見守っていたんですよね。

ワークショップで子どもが作業する様子
鈴木さん
鈴木

でも、コロナ禍でスタッフの数もお子さんとの接触もなるべく減らす必要がでてきて…。保護者の方に「危なくないかどうか」見守っていただくことをお願いする形になっちゃったから。

つむゴ

確かに…。お子さんが作業している様子を見ていると、つい口を出したくなっちゃう気持ちはわかるんですが、ここはグッとこらえて黙って見守ってほしい。

西岡さん
にピ

私が気になったのは、「え、そこの色それにするの?」「こっちのほうがいいんじゃない?」と作り上げる物に対してアドバイスする保護者さんです。たぶん、仕上がりが気になってのことだと思うんですけど…。

鈴木さん
鈴木

確かにね。保護者の方は、「せっかくなんだから上手に作らせてあげたい」「子どもが心から満足できるものを作ってほしい」という思いが、でちゃうんでしょうね。その思いが強すぎて、お子さんにプレッシャーをかけてるんじゃないかなぁ~と心配になることは、ありました。

新井さん
あらいもん

とにかく早くやりたそうにしている子には、「こうやるとスムーズにできるよ」とアドバイスしています。そういうタイプのお子さんは言われたとおりにやって早く完成させて、満足してくれているみたいです。

西岡さん
にピ

あとは、ゆっくりと作業したいタイプのお子さんのことです。

保護者の方は、私たちスタッフに気を遣い「早くしないと」って急かしていらっしゃるとは思うんですけど、やめてあげてほしいです…。私自身、子どもの頃そういう経験をして、イヤだったなぁ~という思いがあるので。

鈴木さん
鈴木

考え方も、作業するスピードも、みんなそれぞれだもんね。学校の授業じゃないから、そこは保護者の方も気を遣わないでもらいたいね。

私たちは、なるべくお子さんのペースに合わせて対応していきたいよね。

西岡さん
にピ

自分のやり方で、納得いくまでゆっくりやりたい子には、口を出さずに黙って見守るようにしています。自分のペースで最後までやりとげると、最後はすごくいい顔をしてくれるんですよね。

つむゴ

うんうん。それぞれのお子さんの個性を大事にしてあげたいよね。そのほうが、楽しんでもらえると思うし。

ワークショップで子どもが自由に楽しんでいる様子
つむゴ

DIYって「自分で考えて自由に作って納得できるものを作り上げる」というのが醍醐味だもん。せっかくワークショップに参加してくれるんだから、お子さんのその気持ちを尊重してほしいなぁとは思いますね。

新井さん
あらいもん

はい。もっと自由にやらせてあげたいです!

西岡さん
にピ

保護者の方から見て「あれれ?」な完成品でも、自由に作ることができれば本人は満足ですよ。きっと。

鈴木さん
鈴木

そういえば、お母さんと一緒に参加してくれた男の子がいたのを思い出した! こだわりをもって作るタイプのようで、「自分のやりたいようにやる!」という信念を感じるようなお子さんで。

でも、お母さんはアドバイスしたいタイプの方だったようで、ちょっとしたケンカのようになっちゃって…。途中からはお母さんも黙って見守られて、お子さんのほうも自分の信念を曲げることなく、満足できるものを作り上げることができたみたい。

あとからお母さんに、「子どもはすごく楽しかったみたいなんですけど、私は見ているとつい口出ししちゃいます。今度から、息子1人で参加させてもらっていいですか?」とご相談を受けたんですけど、「もちろんですよ」と即答しちゃった(笑)。

つむゴ

お子さんが自由に参加できる環境、作りたいですね!

鈴木さん
鈴木

コロナ禍での制約はあるけど、お子さんだけで作業しても危なくないようなワークショップを企画したり、保護者の方も黙って見守っていただけるような環境を作ったり、私たちも工夫していかなきゃね。

「お子さんの自由な発想や学びを応援する」という気持ちで、ワークショップにご参加いただけるようがんばりますので、次回の開催を楽しみにお待ちください!

大阪南港ATCにキッズDIYの拠点を設置!

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※この記事の内容は、2021年3月時の取材を元にしています。会社名や登場人物の年齢、役職名などは当時のものになっている場合がありますので、ご了承ください。

2021.05.19
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