DIYレポート
キャンプ場につるされたキャンピングランタン

ホームセンターのキャンプ用品が実は凄い!『ハイブリッドライト』の実力をキャンプで検証

25

2019

Aug

2017年3月アメリカで人気を誇るソーラー充電式『HybridLight(ハイブリッドライト)』が日本に上陸しました。

とにかく明るい、軽量、防水、衝撃に強い、スマホ充電可能となんだか凄そうな製品ですが、実際の使い心地はどうなのでしょうか?

まずは『ハイブリッドライト』の特徴を確認

充電方法が優れている

USBケーブルからもソーラーからも充電可能。その上、ライトからスマホを充電することもできます。一度充電しておけば、1年後も点灯。
(スマホの充電ができるのはジャーニー160、ジャーニー250、キャンピングランタンのみ)

過酷な環境にも対応

衝撃にも強いので、コンクリートや岩の上に落としてしまっても簡単に壊れたりはしません。水に浮くフローティング仕様で、水没を回避。防水加工なので、雨中や水中でも使用できます。
(フローティング、防水はジャーニー160、ジャーニー250、エントラーダ80のみ)

とにかく明るい

75〜400ルーメンの光量があり、点灯継続時間もランタンで80時間もあります。
ルーメンはライトそのものの明るさを示す単位。通常の登山や万一の夜間行動に備える場合は、100〜150ルーメンを目安にします。

ハイブリッドライトの特徴早見表

(表をクリックすると別タブで画像が開きます)

キャンプで『ハイブリッドライト』を使ってみた

これはぜひとも『ハイブリッドライト』をキャンプ好きに使ってもらい感想を聞きたいと編集部が白羽の矢を立てたのが、編集長のお友達でキャンプ歴3年の小川啓人さん。

実際にキャンプで使ってみた『ハイブリッドライト』のリアルな感想を語っていただきました。

ヘッドライトをつけた小川さん
鈴木
鈴木

今回は突然『ハイブリッドライト』をキャンプで使ってみて、という無茶振りに応じてくださってありがとうございました(笑)。

小川
小川

実は『ハイブリッドライト』はDIYの展示会(JAPAN DIY HOMECENTER SHOW 2017)で見たときから興味があったんです。防水実験で水槽の中に浮かぶ『ハイブリッドライト』はインパクトがありましたね。「これ、水の中に3日間入れっぱなしだよ」と聞き、防水性能の高さに驚きました。

鈴木
鈴木

やはり防水は気になるポイントですか?

小川
小川

キャンプは晴ればかりではなく、雨の日もありますからね。雨の中の移動もあるので、明るさはもちろんのこと、防水性能も必要です。キャンプ用品で「防滴」とうたっているものは多いけど、「防水」というのはあまり見たことがありません。

鈴木
鈴木

たしかにそうですね。ちなみに今回のキャンプでは雨は降ったんですか?

小川
小川

とびっきりの快晴でした!

鈴木
鈴木

アハハ、それは編集部的にはちょっと残念(笑)。
ところで、普段のキャンプではどのようなライトを使われることが多いんですか?

小川
小川

ライトに関しては、いろいろなものを試してきました。時には名前も聞いたことのないような怪しいメーカーのものまで(笑)。
電池式はもちろんホワイトガソリンのランタンなども使いますが、明るいものから暗いものまであって本当に実際に使ってみないとわからないですね。

鈴木
鈴木

いろいろなライトを試されたということで、『ハイブリッドライト』がどうだったのか気になりますね。

「とにかく明るい」はどのくらい明るい?

キャンプ場の森の中のハイブリッドライト
小川
小川

まずはキャンプ場に到着したらさっそく開封し、ソーラーパネルを太陽に向けて充電しました。
ふと手にして思ったのですが、このカラーはキャンプ道具ではありそうでなかった色。
他の人とカブることがないので、「あっ、間違えた!」ということもなさそうですね。

鈴木
鈴木

似たような道具だと誰のものかわからなくなるというのは、キャンプあるあるなんですね。

小川
小川

そうこうしているうちに、夕方だんだんと暗くなり、周りのテントでもポツポツと明かりが灯りだします。
今回行ったキャンプ場は、管理棟以外は明かりが一切ない真っ暗なキャンプ場でした。
ランタン、ライトの明かりのみが頼りになります。真っ暗になったところで、いよいよ『ハイブリッドライト』をスイッチオンしました。

鈴木
鈴木

おお、ついに! 『ハイブリッドライト』はいかがでしたか?

小川
小川

ヘッドランプとライトの明るさは想像以上でした。
「とにかく明るい」という触れ込み通り、真っ暗なキャンプ場内を歩き回っても、まったく不安がなかったです。

テントを照らす明るいライト
鈴木
鈴木

ランタンはいかがでしたか?

小川
小川

う〜ん、明るいは明るいんですけど、周りを照らすというよりも、自分たちの近くを明るくするという感じですね。

鈴木
鈴木

普段、小川さんが使っているものと比べるとどうですか?

小川
小川

用途や好みにもよるとは思いますが、個人的には光の拡散力に欠ける印象でした。
僕がメインに使っているランタンがホワイトガソリン式の大きめのランタンということもありますが、他のLEDランプと比べても一点集中の明るさではないでしょうか。

鈴木
鈴木

このあたりは実際に暗闇の中で使ったからこそわかる感想ですね。

暗闇の中で光るランタン

荷物は軽く、ゴミも少なくてエコ

小川
小川

今回使ってみて、なにより良かったのが「電池の入れ替えが必要ない」ということでした。
キャンプに持参するランプはひとつだけというわけにはいきません。
ちなみに僕はホワイトガソリンのランタン以外で、10個くらいのライトを持っていきます。心配性すぎますかね(笑)。

鈴木
鈴木

ええ、そんなに! それらすべてに電池を入れて、予備の電池も含めると、相当な量と重さになりますよね?

小川
小川

そうなんです。それが、ソーラー充電式だと、電池の切れを気にすることもないし、荷物もゴミも減らせるので、本当にエコだと感じました。これは素晴らしいですよね。

鈴木
鈴木

環境に優しいというのも『ハイブリッドライト』の強みなんですよね。
小川さん、今回は無理を聞いてくださって本当にありがとうございました。

小川
小川

いえいえ。こちらこそ新製品を試してみることができてワクワクしました。ありがとうございました。

小川啓人さんプロフィール

ニックネーム:やんやん
成山堂書店という、海事・水産・気象・交通(鉄道・航空)関係の専門書を出している出版社の三代目(専務)。本が売れないと言われている時代に、本の良さを伝えるために、日々実践中。
ランニング、トレーニング、体を鍛えること、キャンプ、テニス、お酒が大好き。

成山堂書店:https://www.seizando.co.jp
小川さんブログ:http://www.seizando.co.jp/blog/book/
twitter:@mahaloyanyan

防災グッズとしても心強い

今回は『ハイブリッドライト』を実際にキャンプで使ってもらい、明るさや軽さのレポートをしてもらいました。
電池がなくても太陽光で使えるので、キャンプはもちろん、防災グッズとしても活躍してくれそうです。

防水、衝撃に強い、スマホの充電ができるという点はとても心強いと思いますので、ご自宅の防災グッズのひとつとして準備されてはいかがでしょうか。

※この記事の内容は、2017年11月時の取材を元にしています。会社名や登場人物の年齢、役職名などは当時のものになっている場合がありますので、ご了承ください。

2019.08.25
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