弊社のDIYショーには、1300点近くの商品が登場します。まずはその中から、注目を集めた3つをご紹介します。

まずはWB（和気産業ブランド）から。1位は「ピラシェル＋ / ピラシェルシリーズ」です。

ありがとうございます。そのイメージがしやすいよう、つむゴさんに洗濯機や洗面所のイラストを描いていただき、ディスプレイに取り入れました。

おかげさまで、来場された方にもわかりやすいと好評でした。

2位は「両面テープ / 強力多用途両面テープ」です。強力な粘着力でありながら、汎用性があること。そしてコスト面が評価されました。

3位は「石膏ボード用棚受け」でした。こちらは、賃貸でも気軽に使えて高耐荷重であることが、評価のポイントだったようです。

NB（ナショナルブランド）から。1位は同率で「マツ六 / オールラウンド錠」と「シャワーフィルター」です。

そうなんです。今までは握ってひねったり、押し下げたりして開けるのが一般的でしたが、これは押す、引くだけなんです。

これまでにない画期的な製品ということで、多くの方に注目されました。荷物を持っていたり、力が弱かったりしても、簡単に開け閉めできるんですよね。

最近SNSでも話題のシャワーフィルターも人気でした。

そうです。アロマの良い香りが漂い、自然と人が集まってくださっていました。

3位は「防災関連商品」です。近年、防災についての関心が高まっていますし、コスト面の良さも評価されたようです。

今回も、参考出品やヒアリング出品が多数ありました。

参考出品は企画会議を通っていて、商品化に近づいているもの。ヒアリング出品は企画会議にも出していない、アイデア段階のものというイメージですね。

アイデア段階といっても、サンプルを作らないと出せないですからね。ヒアリング商品は、開発者の強い想いがこもっています。

参考出品で人気だったのは「ピラシェルフリー棚受け」です。

上記写真の、靴が乗っている部分です。

横にネジがついていて、角度を自由に変えられるところがポイントです。

玄関が狭いと棚があるだけで圧迫感があります。これを自在に変えられることで省スペースで靴が収納できるようになります。

安心してください。この商品は2026年1月に発売を予定しています！靴の収納だけでなく、斜めにできるので「見せる収納」にもなります。自由なアイデアで活用していただきたいです。

ヒアリング出品の中で注目を集めた1つめは「アルミ棚柱・棚受け」です。

棚板の位置を自由に変えられる棚柱って、本来穴が開いていますよね？でも、こちらは前から見ると穴がありません。表からは見えないような作りになっています。

ただ、今の段階だと棚板をはずして高さ調整しないといけないですし、耐荷重が示されていないので、商品化するには、ハードルがあります。

2つめは「ラスティシェルフ」です。

これまで背板として使っていたラスティを棚板にするというアイデアなんです。

ラスティはすでにあるので、棚受けのL字部分が新開発です。棚受けをつけて、ラスティを差し込みカヌークリップで止めるだけで棚になる仕様です。

はい。まだヒアリング出品の段階なので、検討するべき点は多数あります。でも、インダストリアルなデザイン性と賃貸対応の施工性が高評価されました。

はい。2点とも発売に向けて、開発を継続することになりました。ご期待ください！

商品や出品以外にもみなさんに知っていただきたいのが、DIYショーで配っている「いいものマガジン紙面版」です。

2004年より紙面で毎月発行していた「いいものマガジン」は、時代の流れもあり2019年から「いいものマガジンウェブ」に形を変えました。しかし、紙面版を惜しんでくださる声も多く、2023年よりDIYショーに合わせて年に一度だけ特別発刊しているんです。 

紙面版編集長を務めているのが、いいものマガジン編集部員のにピこと西岡さんです。

実は、初めての小さな試みが2つあったんです。最後に紹介しますね。

これは社内の人にしかわからないことですが、DIYショーに出品した商品の価格表のアプリを、河田さんが作ってくれたんです。

スプレッドシートで作って、みんなで共有していたのですが、探すのが地味に大変で…。

でも、アプリになったおかげで、スマホでササッと検索できるようになって、とても便利になりました。

2つめは、ミニカタログですね。通常はA4版のみを作っているんですが、今年はA5を作りました。

小さいほうが持ち帰りやすいのでは？ということで、発案したのは河田さんです。ただ「これまでA4だけで問題なかったから、いるかなぁ…」って声もあって。でも、とりあえずやってみましょうということになって、作らせていただきました。

それが思いのほか、高評価だったんですよね。A5版のほうがあっという間になくなってしまったという。アンケートでも「来年も作ってほしい」との声が多く上がりました。