![『裁ほう上手®︎』チューブVSスティック!違いを知って上手に使い分けよう](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2020/02/m-202002-ogp.jpg)
『裁ほう上手®︎』チューブVSスティック!違いを知って上手に使い分けよう
21
2020
Feb
糸と針を使わずに裁ほうを楽しむことができる『裁ほう上手®︎』。その実力については、こちらの記事で紹介しました。
実は針と糸よりも強い!
この商品、チューブタイプとスティックタイプがあるのですが、この違いってご存じですか?
実は、どちらか1本あればいいというわけではなく、用途によって使い分けるのが賢いやり方なのだそう。そこで今回も、コニシ株式会社ボンド営業本部の西村さんにお話を伺いました。
INDEX
手軽に使える「スティックタイプ」はズボンやスカートの裾上げに最適!
![サッと塗るだけ手軽なスティックタイプ](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2020/02/m-202002-01.jpg)
![坂田](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/08/sakata-150x150.png)
『裁ほう上手®︎』のスティックタイプが2018年に発売された新製品なんですよね。もともとあったチューブタイプを固形にして、手軽に使いやすくしたというだけじゃないんですか?
![西村さん](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/12/nishimura-150x150.jpg)
スティックタイプには、以下のような特徴があります。
- 固形の接着剤を直接塗り広げるため、手や周りを汚しにくい
- アイロンが不要
- 固形なので薄い布でも染み出しにくい
- 風合いを損ねずやわらかく仕上げることができる
![坂田](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/08/sakata-150x150.png)
アイロンが不要というのはすごい! ちょっとした裾のほつれには最適ですね。お裁ほうが苦手な私は断然こっちが欲しいです!
![西村さん](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/12/nishimura-150x150.jpg)
ありがとうございます(笑)。実はフタにも工夫があるんです。気密性を保持するため、キッチリと閉まるようになっていて、引っ張ってもなかなか開きません。コツがあって、長いフタを斜めに押すようにしていただくと、片手で簡単に開けることができます。
![裁ほう上手を親指でカチッと開けているところ](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2020/02/635bc83395eb025ca67cbc62f96a86ec.gif)
![坂田](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/08/sakata-150x150.png)
あっ、本当だ。このカチッと開く感触、すごくいいですね。何回でも試したくなってしまう。
![西村さん](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/12/nishimura-150x150.jpg)
アハハ(笑)。せっかく気密性を保持してますので、あまり不必要に開閉しないでくださいね。
あと、坂田さんにそんなに喜んでいただいた後に何なのですが…。スティックタイプは裾上げなど小さな範囲で使うときには適していますが、カバンなど比較的大きなものを作るときは、断然チューブタイプのほうがおすすめなんですよ。
染み込ませることで強度がアップ「チューブタイプ」なら手芸がさらに楽しく!
![大きい作品におすすめチューブタイプ](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2020/02/m-202002-02.jpg)
![坂田](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/08/sakata-150x150.png)
チューブタイプって、手などに付きやすそうでスティックタイプより使いにくい気がするのですが…。どうして、カバンなどを作るときはこちらの方がいいんでしょうか?
![西村さん](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/12/nishimura-150x150.jpg)
まず、容量ですね。『裁ほう上手®︎』のチューブタイプには45gの他に、小容量17g、大容量(詰替え)120gもあります。スティックに比べ容量が多いので、カバンなどの大きいものを作る場合はこちらをおすすめしています。
![坂田](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/08/sakata-150x150.png)
詰め替えなんてあるんですね!
![西村さん](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/12/nishimura-150x150.jpg)
使いこなして、さまざまな手芸作品を作ってくださっている方には好評なんですよ。あと、スティックタイプと大きく違う点が2つあります。
- アイロンで速乾
- 塗る量を調節することで硬く仕上げることが可能
![坂田](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/08/sakata-150x150.png)
「スティックタイプはアイロンがいらない」というのが、ズボラな私には魅力だったんですが(笑)。「アイロンで速乾」のメリットって何ですか?
![西村さん](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/12/nishimura-150x150.jpg)
アイロンをかけることで、早く乾きくっつきます。スティックタイプだと塗って時間を置いて乾かしてから次の工程に入る必要があるので時間がかかってしまうんですよ。チューブタイプは、アイロンを併用することですぐに次の工程に移れるので、効率的なんです。
![坂田](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/08/sakata-150x150.png)
なるほど! お子さん用のレッスンバッグなんかを作ろうと思ったら、スティックタイプでは時間がかかっちゃうわけですね。硬く仕上がるというのは、どういう利点なのでしょう?
![西村さん](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/12/nishimura-150x150.jpg)
両面に塗ってしっかりと布に染み込ませることで硬く仕上げられるのですが、この性質を利用して、カバンの取っ手などに強度を出すこともできるんですよ。
ちなみにこちら、私の同僚がお子さんのために作った通園バッグです。
![半年経ってもほつれナシ!持ち手もしっかり!](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2020/02/m-202002-03.jpg)
![西村さん](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/12/nishimura-150x150.jpg)
作ってから半年が経過していますが、持ち手部分もまったく問題なく使えているそうです。
![坂田](https://www.e-mono-web.jp/wp-content/uploads/2019/08/sakata-150x150.png)
なるほど。チューブタイプは、あえて硬さを出すこともできる。面白い使い方ができるんですね! それに強度がバッチリという点も、このカバンで伝わりました。私もスティックタイプを裾上げに使うだけでなく、慣れてきたらチューブタイプでの物作りにもチャレンジできるようがんばります(笑)。
スティックタイプで、マスクが作れますよ!
こんな大物だって作れちゃう!チューブタイプの実力をご覧あれ♪
※この記事の内容は、2019年11月時の取材を元にしています。会社名や登場人物の年齢、役職名などは当時のものになっている場合がありますので、ご了承ください。